2022.04.24
入退院時薬薬連携マニュアルについて
令和2年度に実施しました「認定薬局整備支援事業(薬薬連携を中心とした多職種連携による入退院時の情報共有事業)」では、「情報共有シート」を活用することで、患者本人・家族からの聞き取りからだけでは得られなかった情報を、入退院時に医療機関と保険薬局が直接的に共有することができ、患者への薬学的管理及び指導を一元的・継続的に行う上で有意義な方法であることを確認しました。
また、「情報共有シート」の活用により、相互に情報の提供が容易になり、医療機関と保険薬局の連携が深まることは、患者にとっても有益であり、患者本位の医薬分業を推進するべく、今後も継続していきたいという意見が多く寄せられました。
今般、令和2年度事業の実施結果・課題等を踏まえ、入退院時における患者の薬物療法に関する情報共有・連携検討会において「入退院時薬薬連携マニュアル」を作成し、長野県健康福祉部薬事管理課の監修をいただき、本会と長野県病院薬剤師会で発行いたしました。
地域における病院薬剤師と薬局薬剤師の連携にご活用くださいますよう、よろしくお願いします。
令和3年(2021年)8月
「入退院時薬薬連携マニュアル」掲載情報共有シート
長野県薬剤師会「入退院時における患者の薬物療法に関する情報共有・連携検討会(令和2年度)」作成